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開業半年!色々と動きがありました

お陰様で開業半年。文筆業としての活動が本格的に始まり、9月20日にITmedia ビジネスオンラインにて「元日銀マン・鈴木卓実の「ガンダム経済学」」の連載が、翌週28には楽天証券トウシルにて「数字でわかる。経済ことはじめ」の連載がリリースされました。他のメディアの方とも打ち合わせしており、10月中にもう一先でも寄稿できればと考えております。写真は連載リリース記念ということで、私撮影のお台場のユニコーンガンダムです(笑)

 

さて、中国の政府高官は「石を探りながら川を渡る」という表現を使うそうですが、規模は全く違っても、独立・開業して活動すると共感できることが多々あります。仕事でお付き合いする先ごとにスピード感やスケジュール設定の仕方がかなり違っているのは新鮮な驚きでした。メディアの方の判断・決断のスピードは、公的機関や金融機関、装置産業のそれとは別次元に感じられます。紙媒体ではなくネットメディアということも影響しているのでしょう。

 

友人・知人から「専門的な内容、アカデミックな記事は書かないの?」と質問されることがありますが、この領域で私に比較優位も絶対優位もあるとは思えませんし、私の関心はむしろ、専門家が言っていることをどうやって専門以外の方に伝えるのかにあります。経済・金融は日常生活に融け込んでいるのに、その知識が専門家との間で乖離し過ぎていて、学ぶ気すら失せるような状況です。知識層の「一般人は詳しくないんだから、俺たちに任せておけ!」というある種の家父長的・パターナリズムも感じられます。

 

一方で、既に年金にしても、資産形成・運用にしても自己責任の時代に突入しています。金融庁の国民の資産形成促進のためのビデオクリップ教材を見ると、考えさせられるものがあります。動画は「使用についての制約は設けておりません。有償のセミナーでご使用いただくことも差し支えありません。」という扱いであり、それだけ、経済・金融リテラシーの向上に本腰を入れていると考えられます。裏を返せば、国に頼るな・自分で何とかしろ、ということなのかもしれません。

 

そのような状況下で、成人年齢が18歳に引き下げられることも懸念しています。2022年4月からは18歳以上が民法でも成人となるため契約自由となります。悪質な金融商品やマルチ商法といった詐欺行為のカモにされる恐れがあります。18歳時点で多くの方が、実社会で働いた経験もなく、大学等で経済学を学んでいない状況下での自己責任は荷が重すぎます。先々、こうした若年層の経済・金融リテラシー向上に向けた取り組みもできればと考えております。

 

今後とも皆様、よろしくお願い致します!